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2018東京新聞杯レース回顧

東京新聞杯はリスグラシューが2歳10月以来の重賞制覇!今年の飛躍を感じさせる重賞2勝目となりました。

昨年の牝馬クラシックでは、常に堅実に走りながらも勝ち味に遅い面を見せていましたが、その鬱憤を晴らすかのようなレース。

15着ガリバルディまでが勝ち馬から1秒以内の大接戦でしたが、リスグラシューだけ1馬身抜け出したように、55キロの斤量も考慮すると完勝といっていい内容でしょう。

悲願のG1制覇に向けて今年初戦で最高のスタートを切りました。東京マイルで2戦2勝と最高の相性を発揮しているように、春のヴィクトリアマイル・安田記念が楽しみになってきましたね!

今後のG1戦線をにぎわすであろう好メンバーでのレースでしたので、春のG1戦線への展望を含めて東京新聞杯を振り返ります。




レースラップ

12.4-11.4-11.6-12.2-12.4-11.1-11.0-12.0

(47.6-46.5=1:34.1)

最速地点 最高速度 失速度合
L2 高速 超失速

(馬場は良)

東京新聞杯の予想公開記事で、46.5-12.0-11.2-11.2-12.0というラップを想定していましたが、後半は想定通りだったものの前半が予想以上に遅くなりました。

全体的にも時計はかかっており、前日メインの1600万条件節分Sが47.2-46.7=1:33.9でしたので、土曜からの稍重馬場での競馬で馬場状態は一段階悪くなったといえます。

トウショウピストが残り800までは後続に2~3馬身差をつけた単騎逃げを打っていたので、後続はかなり遅いペースで序盤を通過しています。L4地点で後続が接近していますが、12.4とさらにトウショウピストが緩めたところですので、ここでもそこまでスピードは上がっておらず、完全に直線だけの競馬になっています。

L3で一気に11.1までスピードが上がり、残り200までは超高速に近いスピードを持続させ、最後の1ハロンは失速の中の粘りあいという、長い直線をフルに活かした東京らしいレースとなりました。

予想結果

馬名 結果
ストーミーシー 12番人気10着
ハクサンルドルフ 8番人気6着

東京新聞杯の予想公開記事はこちら

前半は若干遅くなりましたが、終いの脚の使い方はほぼ想定通り。これで勝った馬が来ないのですから反省です。

ストーミーシーは単純に力不足、ハクサンルドルフは最初から大外に持ち出していればもう少し上位に来れたとは思いますが、それでも頭までは厳しかったでしょう。完敗。

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各馬回顧

1着08リスグラシュー

ゲートは伸びあがるような形での発進でしたが二の脚は速く、武豊騎手が初めて騎乗したアルテミスS以来の先行策となります。

終始内に同枠のクルーガーがいて、前もベルキャニオンが壁になる状態で馬群の中で我慢します。4コーナーでペースがぐっと緩みましたが、ここで前後左右を囲まれるような形に。

しかし、コーナーを抜けて直線で馬群がばらけたので、前をなんとか捌ければという態勢に持ち込めました。最初はすぐ前で外から内に切れ込みそうにみえたグレーターロンドンの外に持ち出そうとしますが、ベルキャニオンが邪魔をして外に出せないとみるや一転、内のマイネルアウラートとグレーターロンドンの間をつく形に。

馬群を割る際の反応の良さが抜群で、あっさりと間を抜けると残り200で先頭に。最内からサトノアレス、外からダイワキャグニーに追ってきますが、差を詰めさせずに最後まで脚を使い切り見事牡馬相手に重賞勝利となりました。

この勝利は驚きの内容。特に馬群を割る際の瞬間の反応はこれまでになかったものでした。

クラシック路線を歩んでいた時は、エンジンがかかると最後まで脚をよく使ってはいましたが、スパートのタイミングでもたついて前に差をつけられて届かず、という競馬が続いていました。

そのため今回のようにラスト4ハロンが緩→急→急→緩となると、L3地点のスパートで立ち遅れ、L1の失速地点で差を詰めるも2,3着が精いっぱいというレースが多かったです。具体的には阪神JF(12.1-11.5-11.5-12.2)やチューリップ賞(12.2-11.4-11.3-11.9)のような形。

それが、今回は最速地点のL2で一瞬のキレを見せつけました。これは大きな成長といえます。

昨年馬券圏外に敗れたオークスとエリザベス女王杯はL2高速持続戦と、中距離でペースが緩み最後まで失速しきらないレースで届きませんでしたが、今回のようにラストで12秒台まで落ち込めば最後まで脚を使えるこの馬にとってはプラス。

これは土日の東京の馬場が少しタフだったことがこの馬に向いたのでしょう。

今までの武器を活かしつつ、新たに瞬間の反応を身につけたことを証明したレースで、春が非常に楽しみになりました。

ヴィクトリアマイルは牝馬同士の戦いで、ペースが落ち着いて最後まで速い脚を使えるかという勝負になるので、高速持続戦が苦手なこの馬には合わないと思いますが、安田記念は毎年ペースが上がってラストは失速するので、こちらの方が適性的にはチャンス。

牝馬限定戦では脚を持て余すシーンはこれからもあるでしょうが、そこで人気を落としての牡馬混合戦が狙い目になります。

2着03サトノアレス

トモを落とすようなスタートで後方からの競馬を余儀なくされます。内枠スタートだったので、後方集団の内側で息をひそめます。

直線で馬群が内から2,3頭分を空けて大きく広がったところで、躊躇せずに最内に突っ込みます。残り300の坂の上り終わり辺りで、唯一前にいたディバインコードが外に併せにいったのをみてラストスパート。ここでの一瞬のキレはリスグラシュー以上のもの。

残り200では前のリスグラシューを射程圏内にいれますが、そこからは脚色が一緒に。それでも外の追撃は振り切って2着確保となりました。

安田記念週から収得賞金が半分になる4歳馬ですから、この2着は非常に意義の大きいものとなりました。

スタートであそこまで遅れるのは想定していなかったでしょうが、内枠を活かして最内をずっとキープ。直線の最内は多少は悪かったでしょうが、あそこまで避けるほどの馬場ではなかったように思えます。思い切ってそこをねらった柴山騎手の好騎乗でしょう。

サトノアレスは全4勝がすべてL2高速戦。2歳時の3連勝はすべてL2高速失速戦だったように、脚をギリギリまで溜めて瞬間的な爆発力で勝負する馬。今回は最内で追い出しのタイミングを伺ったこともあり、ギリギリまでスパートを待てました。

瞬間の爆発力はありますが、脚の長さは決して褒められるレベルではありませんし、展開に注文がつくタイプだとは思います。

長く脚を使える馬ではないので、ペースが落ち着くという前提つきですが、小回りコースの方が実は合っているのではないかと思います。

東京では高いレベルで安定してはいますが、これからも残り200で前に迫るがそこから案外という競馬が続きそう。敢えて狙うなら短い直線のスローペース戦です。

3着15ダイワキャグニー

こちらも今回はスタートでさほど出ず、それでも二の脚はついてリスグラシューの少し前の外を追走します。

外を回っていたので、直線はずっと前が開けた状態に。残り400から本格的なスパートに入りますが、ジワジワとしか伸びずリスグラシューには置いていかれます。

それでも残り200を過ぎてからも脚を使い続け、最後は一旦交わされたサトノアレスに際どく迫る3着に食い込みました。

前回中山金杯は勝負どころの反応が今一つでしたが、やはり左回りだとコーナーの走りも断然スムーズです。もたつくことなく最後までしっかりと走れました。

この馬はプリンシパルS、キャピタルSと東京のオープンを2勝していますが、どちらもL3高速戦(プリンシパルの場合は大逃げもいたので、ラップにゆがみはありますが)。

早めスパートから最後まで脚を長く使えるタイプです。キャピタルSの11.5-11.3-11.4-11.5のようなラップが理想

今回はトップスピード地点での伸びはあまりよくなく、やはりギアチェンジに少し難があるという感じですが、最後は後ろから迫ったデンコウアンジュを振り切り、サトノアレスをギリギリのところまで追いつめているように、持続力はかなり高いです。

左回りがいいということを抜きにしても、長い直線を誇る東京向きの馬。これからも東京では外せませんね。

その他の馬

4着デンコウアンジュは馬群の間を突く新しい形での4着。外を回してなんぼの馬だったので大きな進歩です。この馬もサトノアレスタイプで、脚こそ長くはありませんが瞬間の反応は素晴らしいものがあります。東京マイルでは走ることはもうばれてしまっていますが、スローになりやすいヴィクトリアマイルでは大注目の1頭。

5着ディバインコードも健闘しました。スローならば1600も全く問題ないでしょう。ただ、トップスピードがそれほど高い馬ではなく、勝った橘Sのように全体が流れる1400でのタフな勝負でどこまでやれるのかを見てみたいです。1400ベストですが、1600よりは1200でも面白いかもしれません。

8着クルーガーは、坂の上りで他馬に先駆けて手が動き始めるも置いていかれる格好に。最後は脚を伸ばしているのですが、反応面での課題が出てしまいました。トップスピードの絶対値があまり高くないので、よどみなく流れるレースの方がいいです。また仕掛けの前段階で下り坂の扶助がある、京都か中山外回りの方がスムーズに走れるでしょう。

9着グレーターロンドンは乗り替わっての先行策。これは事前の作戦だったのでしょうが、実を結びませんでした。元々かかる馬で、馬の行く気に任せればこれくらいの先行はできたのでしょうが、これでは脚が溜まらないこともはっきりとしました。持ち味を活かすためには、ペースが遅くとも無理やり抑え込んでレースを進めるしかなさそう。もしくは昨年の安田記念のように全体のペースが流れてしまえばといった感じ。能力は高いですが、これからも他者依存のレースになりそうで脆さがハッキリした印象。ハイペースなら巻き返し期待。

12着アドマイヤリードは最内枠ということもあり、捌くのが難しい競馬に。ただし、スパート地点でデンコウアンジュに劣ったのは見逃せません。こちらも一瞬の切れが最大の武器ですが、今回はそれが全く見られませんでした。休み明けだったので情状酌量の余地はありますが、次戦でも反応が鈍いようだと・・・。

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コメント

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