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2018/06/03新馬戦レビュー(東京5R6R・阪神5R)

 2018年6月3日に行われた新馬戦3鞍のレースラップを振り返ります!

 注目は、なんといっても東京5Rのグランアレグリアでしょう!高速馬場で、新馬戦としては比較的流れたとはいえ、1:33.6は素晴らしい勝ちタイムです。

 また、2着ダノンファンタジー、3着フィッシュダイブも離されたとはいえ、好時計で新馬戦を走りきっています。伝説の新馬戦になってもおかしくないレベルで、これからが非常に楽しみです。

 地味ですが、阪神の新馬を勝ったシングルアップもなかなかの好レースで、東京6Rの勝ち馬アカネサスは時計は地味ながらもレースぶりには見どころがありました。

 この日の新馬戦の勝ち馬は、どれも将来に楽しみが持てる存在です!




6月3日阪神5R(芝1400m) 勝ち馬シングルアップ

12.4-10.8-11.5-11.8-11.7-11.5-12.1 (34.7-11.8-35.3=1:21.8)

最速地点 最高速度 失速度合
L2 低速(11.5) 失速(0.6)

 好スタート:04番ピースプレイヤー、07番ゴッドバード

 二の脚◯:02番コスモスターリング

 出遅れ:03番コラルブラッシュ、06番スターリーパレード、09番ハッピーアワー

 スタート直後は前6頭、後ろ4頭の馬群に分かれていましたが、すぐにスターリーパレード以外が追いつき、一団でレースを進めます。しかし、600m通過地点で1番人気の08番アンラッシュが走るのを止めてしまう形となり、ずるずる後退。コラルブラッシュ・ピースプレイヤーもついていけなくなり、直線では6頭の競馬になります。

 道中は二列目で、4コーナーから外を回して仕掛けてきた05番シングルアップが直線入口で早々と先頭に躍り出ます。その後ろをついて回ったハッピーアワーに、逃げたコスモスターリング、二列目のインから抜け出しをはかった01番ズヴィズダーも喰らいつきますが、早めに作ったリードを保ってシングルアップがデビュー勝ち。

 この時期でも1400の新馬だと前半から速くなることもありますが、前半34.7はそれなりに流れたといえます。ただ、前半の勢いのままという競馬ではなく、一旦3コーナーで緩んで4コーナーから再びペースアップという競馬になりました。

 最高速度自体は高くないので、強く加速力が問われたわけではないですが、新馬戦としては速いペースでの再加速戦で、総合力が強く問われた1戦です。

1着05シングルアップ

 スタートでは少し伸びあがる形でしたが、二の脚が利いてすぐに先行集団に取りつきます。残り600の手前から外を通して進出し、直線入口で早々に逃げるコスモスターリングに並びかけます。

 すぐにコスモスターリングを突き放し、残り200では追い込んできたハッピーアワーとの差も詰めさせずに最後まで脚を使ってデビュー勝ちとなりました。

 注目すべきはコーナーでの進出力です。外々を回りながらでしたが、ここで1頭だけはっきりと違う脚で前との差を詰めました。一旦緩んでからペースが再び上がり始めたタイミングでしたから、見た目以上に機敏な動きができています。

 ゴール前も失速はしていますが、コーナーから脚を使った割には失速幅は小さいです。全体時計も優秀で、後述するグランアレグリアの前では霞みますが、こちらも相当な能力の持ち主です。

 

次走注目馬

 2着ハッピーアワーは、ゲートで進んでいかず序盤で苦しい位置取りを強いられました。しかし、スタートダッシュがついてからは馬群に追いついて、コーナーからゴールまではシングルアップの2馬身程度後ろをずっとついて回る形でした。

 スタートの改善は必須ですが、こちらも脚の使い方はシングルアップとほぼ同じでしたので、未勝利戦なら確勝級です。トップスピード面は未知数ですので、スタートをカバーするために1600に出てくるとかえって危なく、1200~1400でスタート勝負に賭けた方がよさそうです。

 7着アンラッシュは、1番人気を裏切りました。残り800から前進気勢が全くなくなってしまったので、能力はまだわかりません。もう一度調教をやり直して、立て直してきた場合には今回の走りは参考外にしてもいいでしょう。危うさがあるということは、頭に入れておく必要がありますが。

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6月3日東京5R(芝1600m) 勝ち馬グランアレグリア

12.6-11.6-11.8-11.9-12.1-11.3-11.1-11.2 (47.9-45.7=1:33.6)

最速地点 最高速度 失速度合
L2 高速(11.1) 超持続(0.1)

 好スタート:08番テンモントム、04番ダノンファンタジー

 二の脚○:01番フィッシュダイブ、13番グレンラグーン

 出遅れ:06番バニラオーキッド、07番ベルウッドヒビキ、11番ヴォイスオブジョイ

 道中は前が10頭、後ろ4頭、遅れたベルウッドヒビキという3つの馬群でレースが進みます。4コーナー出口までスピードが緩んだので、後ろの馬群も直線入口では追いついて、そこからの追い比べ勝負となります。

 馬なりで直線早々にグランアレグリアが先頭に立ち、その後ろをマークしたダノンファンタジーが続き、さらにその後ろから抜け出しを図るフィッシュダイブの3頭が抜け出します。

 L2地点で後続は徐々に離され始め、L1で前3頭が後続を大きく離しました。

 バランスとしては結果的にスローですが、新馬戦にしては前半半マイル47.9、1000m通過が1分ちょうどはそれなりに流れています。

 そして、なんといっても直線に入ってからの11.3-11.1-11.2の脚は圧巻です。中距離の新馬戦などでは、ギリギリまで超スローが続くのでこのような高速3連発もなくはないのですが、マイルの新馬戦でこのラップはなかなかお目にかかれません。

 当然、超高速馬場で行われたレースということを割り引く必要がありますが、上位3頭はトップスピードの高さ・持続力ともに非常に優れています。前日の新馬戦と比べても、3枚は上の内容です。

1着14グランアレグリア

 早くも牝馬クラシック路線の主役確定レベルの馬が出てきてビックリしています。

 ゲートは少し頭が高い感じで、二の脚も決して速くはなかったですが、外枠ということもあり、すんなりと逃げる馬を見る形の3番手を取り切ります。

 直線では、坂は完全に馬なりで、残り400から鞍上が促しはじめ、200のハロン棒の手前からムチが入っていました。坂での加速力が素晴らしく、それでいてL2地点でさらにスピードを上げてダノンファンタジーを引き離し、L1地点でも全くスピードを落とさず差を詰めさせませんでした。

 時計は言わずもがな、超優秀です。昨年の同条件の新馬戦でステルヴィオが勝ち上がっていますが、47.8-47.0=1:34.8の時計。馬場状態は、安田記念の時計からもほぼ同等と考えると、この時計がいかに素晴らしいものであるかがわかります。

 故障がなければ重賞はもちろん、G1でも(成長力はともかく)阪神ジュベナイルフィリーズなら当確級と言ってしまいたい走りでした。まずは、無事に夏を過ごしてもらいたいです。

次走注目馬

 2着ダノンファンタジーも、普通ならG1級の評価となるレベルの走りをみせました。内枠で外に出す必要があったので、着差よりも力の差はないと思います。スタートも良かったですし、間違いなく次は勝つでしょう。重賞戦線でも大いに期待できます。

 3着フィッシュダイブは、唯一強力牝馬2頭に食らいつきました。こちらも昨年のステルヴィオ以上のタイムで走っていますし、もう一度6月中に使えれば未勝利は問題なく突破できるでしょう。ダノンファンタジーは放牧に出たようですが、こちらは在厩のままなので次は確実に決めたいところ。ただし、L1の持続力では上2頭とは大きく差があったので、ロングスパート系の競馬になると少し不安があります。

 4着以下では5着のヴォイスオブジョイが気になります。スタートは上手くいきませんでしたが、その後強引に先行して直線の坂までは見せ場を作りました。次はスタートが決まれば、フィッシュダイブがいなければ期待できます。

 4着シックガニアンと6着バニラオーキッドは、どちらも単勝万馬券クラスでしたがソコソコの末脚は使えました。前3頭が強すぎて、追いかける展開になった先行馬は苦しかったので、それを差しただけともいえますが、次も人気が上がらないようなら狙ってもいいと思います。

6月3日東京6R(芝1400) 勝ち馬アカネサス

12.8-11.7-12.4-12.3-11.5-11.1-11.9 (36.9-12.3-34.5=1:23.7)

最速地点 最高速度 失速度合
L2 高速(11.1) 失速(0.8)

 好スタート:03番アカネサス、04番マーマレードガール、09番クロムウェル

 出遅れ:11番シゲルアゲット、14番アキンド、16番ヤンチャプリヒメ

 二の脚×:06番ヘヴンズコーヴ

 好スタートからクロムウェルがハナを取り単騎先頭。ペースはかなり遅かったのですが、馬群はわりとバラけ、コーナーでは前後9頭ずつ2つの馬群に分かれる形になります。

 直線では前のペースが緩かったこともあり、先行したクロムウェル、マーマレードガール、10番トーセンリスト、13番ナタラディーヴァの4頭が大きく広がって競り合いになります。

 さらに内から07番サワサワ、2列目からアカネサス、08番ウインレフィナード、18番シャドウセッションが迫ってきて、この8頭の競馬になります。

 脚色は2列目の方が良く、内を突いたサワサワが一瞬抜けかけますが、馬群を突いたアカネサスが最後の最後にこれを捕えて人気に応えました。

 ペースは、ご覧の通りの超スロー。上がり最下位の馬でも35秒台の脚を使えているので、本当の意味で直線だけの競馬です。

 この流れなら、L1はもう少し脚を残した中での競馬も可能ですが、終いは12秒手前まで減速しているので、全体的なレベルも今一つです。

1着03アカネサス

 好スタートから控え、2列目のインで競馬を進めます。直線でもずっと手応えはあったのですが、内を突こうとしたところでサワサワに進路を取られます。仕方なく前の壁をよけるために外に持ち出そうとしますが、今度はウインレフィナード・シャドウセッションが邪魔になってしまいます。

 しかし、L1地点で前の壁がふらふらになったところで間隙を突いて鋭く伸びると、ギリギリでサワサワをとらえました。

 低調なレースでしたが、唯一言い訳ができそうなのがアカネサス。満足に追えたのは200のハロン棒の手前から。前が空いてからの瞬間の反応は、目を見張るものがありました。

 レースレベルが低く、このレースだけでは何とも言えないですが、将来的に活躍する可能性があるのは、このレースではこの馬だけのような気がします。

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